ここでわかること
・眼科やクリニックの選び方
・都内区でレーシック手術を受けられる病院
・レーシックの悪い噂の真相について
視力回復したい人におすすめのレーシックですが、「どこで手術を受けたら良い?」「費用はどのくらいかかる?」「失敗した人の話をたまに聞くけど本当なの?」などといった疑問点もあるでしょう。
そこでここでは失敗のない病院選びのポインントと、手術を受けられる東京の病院を紹介します。
レーシックには失敗した体験談ややらなきゃよかったなどと言った口コミもあり、手術を受けてみたいけど怖いと感じている方もいるでしょう。なのでそういった事にならないようにしっかりとした病院選びは大切です。
自分の納得のいく病院ができるよう解説しますのでぜひ参考にしてみてください。
**以下でレーシックとは何かを解説していますのでよろしければどうぞ**
【自己紹介】
眼科勤続年数・約15年の現役視能訓練士(国家資格保有の眼科検査員)です。
関東の端っこの小さい病院で細々とレーシック手術に関わっています。
これまでの経験と勉強してきたことを踏まえて、よく聞く悩みについて記事を書いています。
レーシックとは
レーシックとは眼の表面に、その人の持つ近視・遠視・乱視分にレーザーをあてて屈折を矯正させる手術です。屈折を矯正する事で見え方が良くなります。
**詳しくは以下の記事にレーシックについて書いてありますのでどうぞ**
レーシックのメリット
レーシックのメリットを以下にまとめてみました。
手術時間は10分程度で終了し、手術前後の準備や休憩の時間含めても2時間程度で帰宅可能です。
手術経過としては早ければ当日から見えるようになり、多くの人は翌日までには視力回復し、目の中でなく表面の手術なので手術で一番怖い眼内炎の心配がありません。
また、ICLといった眼内コンタクトなどの近視屈折矯正術より安く手術が受けられるので費用を抑えることができます。
レーシックのデメリット
レーシックにはメリットだけでなくデメリットもありますので、しっかりと把握しておきましょう。
手術直後はよく見えていても、長期的に見ると近視度数が戻る可能性があり特に近視度数が強いと近視の戻りの傾向が多いようです。
そしてグレアハローと言って夜間を中心に光の見え方に違和感を感じるようになる可能性があるので、夜間車の運転する方は注意が必要なのと目の表面にフラップ(蓋)を作る時に切れ目を入れることでドライアイが起こりやすくなります。
また、眼の表面の角膜を削るため削った角膜は元には戻すことができません。
近視が治って良く見えるようになるだけでなく、デメリットとして起こりうることもしっかりと頭に入れておかないと「こんなはずじゃなかった」と後悔につながります。
上記のような知識を事前に知っておいたり、レーシックについてしっかりと説明してくれる病院を選ぶようにすると良いです。
病院の選び方
レーシックとは何かわかったところで、次に病院の選び方について大事なポイント6つを踏まえながら解説していきます。
医師の実績
レーシックの手術実績数が多いとそれだけたくさんの症例数を見ている分、手術や何かあった時の対応にも慣れているので安心して手術を受けることができます。
レーシックの手術をおこなっているけど、ほとんど症例数がいない病院もあるので実績数はしっかり確認する事をお勧めします。一概に症例数が少ないから良くない眼科とは決められませんが、経験豊富な病院は安心できるので病院選びのポイントの一つとして覚えておいてください。
費用
レーシックは自費診療のため自由に金額を設定できるため、病院によって費用が大きく違います。
そのため安いからダメな病院というわけでもなく、高いから最高の手術を受けられるかというとそうでもなかったりします。病院選びの際は提供しているサービスや病院の事を確認し、それに見合った費用であるかの判断をする必要があります。
もちろん費用重視して一番最安値の病院を選択する方も多くいるので自分なりの予算も考慮すると良いでしょう。
無料の説明会や適応検査をおこなっている
レーシックについてネットや口コミなどで調べていることが多いかと考えられますが、それだけでは得られない本当の情報を専門的におこなう病院で聞いたり相談したりすることは大事な事です。
無料で説明会をおこなっている病院もありますし、自分がレーシック適応かどうか無料で検査をおこなっている病院もあります。無理な勧誘はほとんどされることもないため、レーシックについてより知るためには病院へ足を運び、またどんな先生や検査員がいるのかを知ると安心して手術を受けることができます。
保証・アフターフォロー
手術はたいてい保証やアフターフォローがあります。
思うような手術結果が得られない時はどういう対応をしてもらえるのか、手術後の定期検査はどのくらい通うのか、自費の範囲でどのような対応をしてくれるのか確認しておきましょう。
検査員・視能訓練士が在籍しているか
検査に関しては視能訓練士がおこなっている病院をお勧めします。
視能訓練士とは各大学や専門学校で数年の勉強を経て国家資格を取得した眼の専門家で、眼科には在籍している所が多いですが、中には無資格だったり看護師が検査している場合も多くあります。検査がきちんとおこなわれないと手術後の結果にも影響がでることがあるので、確認してみましょう。
通いやすさ
手術を受けるためにも検査を受けに行ったり、手術後の定期検査に通ったりと何回も通う事になります。
費用が安いからと言って遠くの病院を選んで定期検査に通えなくなってしまったりすることのないよう、無理なく通えるところをお勧めします。
以上、眼科の選ぶポイントを6つ挙げてみました。
それも踏まえて次に東京でレーシック手術が受けられる病院を紹介します
レーシック手術を受けられる東京の病院
費用(税込み) | 特徴 | |
新宿近視クリニック | 15.4万~26.4万 *Smileは31.6万~38万3900 *レーシックは17万4900 | ・無料説明会・無料適応検査あり ・1年保証 ・Smileあり ・症例数10万件以上 |
品川近視クリニック | 7.5万~34.9万 *遠近両用レーシックは37万 | ・無料説明会・無料適応検査あり ・プランによっては最大10年間の保証 ・レーシックのプランが多数ある ・症例数120万件以上 ・1日で検査と施術可能 ・託児所や遠方の方の交通費補助あり |
先進会眼科 | 19.8万~38.5万 | ・無料適応検査あり ・術後1~3年の保証 ・5万件以上の症例数 ・開院以来、感染症なし |
南青山アイクリニック | 39万~49万 *Smileは39万 | ・無料説明会・無料適応検査あり ・Smileあり |
冨田実アイクリニック | 23万9800~30万5800 *SMERTは27.5万~33万 *レーシックは32万7800円 *遠近両用レーシックは45万9800 | ・無料相談あり ・執刀医が10万件以上の経験あり |
杉田眼科 (金町) | 19.8万 (LASEKのみ) | ・術後6カ月の診療代含む |
吉野眼科クリニック | 35万~43万 | ・適応検査無料 ・相談料4400円 ・術後3カ月保証 ・4000件の症例数 |
奥の山医院 | 20万 | ・日本唯一のパーク近視手術 |
井上眼科 | 35.2万 | ・無料説明会 ・無料適応検査 |
聖路加大学病院 | 33万 | |
東京歯科大学水道橋病院 | 44万 | |
国立病院機構東京医療センター | 34万3440 | |
松原クリニック (池袋) | 22万 |
*注)SMILE・SMART・LASEK・遠近両用レーシックとはレーシックと同じ角膜を削る手術ですが、Lレーシックとは少し違った手術方式なので別物の手術として以下説明していきます。
【特徴】
@新宿近視クリニック:都内ほぼ最安値、SMILE取扱あり
@品川近視クリニック:都内ほぼ最安値、症例数120万件以上、遠近両用レーシックあり、プランが多数あり、サービス満点
@先進会眼科:開業以来の感染症なし
@南青山アイクリニック:SMILE取扱あり
@冨田実アイクリニック銀座:SMART、LASEK、遠近両用レーシックあり
新宿近視クリニック
新宿近視クリニックのポイントは、費用の安さ・症例数の多さ・SMILEの取り扱いがある事です。
費用はレーシックの内容によって変わりますが15.4万~26.4万円と都内でもほぼ最安値です。レーシックと似ているようで少し違う近視矯正手術の角膜を削る手術方法としてある、SMILE(31.68万~38.39万)やLASEK(17.49万)もおこなっていますが、こちらもほぼ最安値です。
症例数も10万件以上ととても多いです。
そして新宿近視クリニックにはSMILEの取扱があります。今注目されているSMILEですが、従来のレーシックで問題されていた近視の戻りやドライアイがレーシックよりも軽減されます。もし気になる方は無料相談で聞いてみると良いでしょう。
**SMILEについてもこちらで解説しています**
定期健診は1年保証・無料(プランによっては3年保証)もあり、アフターフォローの体制も整っています。費用重視・SMILEが気になる方はぜひ新宿近視クリニックの無料相談へ足を運んでみてはいかがでしょうか。
新宿近視クリニック | |
費用 | 15.4万~26.4万 *Smileは31.6万~38万3900 *LASEKは17万4900 |
最寄駅 | JR新宿駅より徒歩4分 都営大江戸線新宿西口より徒歩1分 |
休診日 | 年中無休 |
診療時間 | 10:00~19:00 |
品川近視クリニック
品川近視クリニックのポイントは費用の安さ・症例数の多さ・老眼が気になる方向けの遠近両用レーシック・他サービスが多くある事です。
費用はレーシックの内容によって変わりますが7.5万~34.9万円とほぼ都内最安値です。また、老眼用レーシックも選択することができ、37万円とこれも最安値です。
症例数はなんと120万件以上の症例数を誇り、国内でもダントツの数字です。
年齢によっては老眼が気になる方でも遠近両用のレーシックもあったり、以下のような様々なサービスを提供、それぞれの方の状況に合わせて満足できるような工夫がされています。
また1年保証から術式によっては最大10年間の保証があり、他の病院よりも長い期間アフターフォローをおこなってくれます。費用重視・老眼が気になる方・様々なサービスの提供により手術を受けられそうだという方はぜひ品川近視クリニックの無料相談に足を運んでみてはいかがでしょうか。
品川近視クリニック | |
費用 | 7.5万~34.9万 *遠近両用レーシックは37万 |
最寄駅 | JR有楽町駅「銀座口」「中央口」より徒歩1分 *東京メトロ 丸の内線・日比谷線・銀座線の銀座駅より連絡通路あり |
休診日 | なし |
診療時間 | 10:00~20:00 |
先進会眼科
先進会眼科のポイントは、安全管理がしっかりされた中での手術をおこなっていることです。
費用はレーシックの内容によって変わりますが19.8万~38.5万と比較的リーズナブルに手術を受けることができます。
症例数も5万件以上と問題ありません。
それに加え手術時の安全管理がしっかりおこなわれていて安心して手術を受けられるという事です。どこも安全管理はおこなわれていると思われがちですが、先進会眼科では手術時に一番恐れられている感染症の発生頻度がとても低くこれは徹底した管理下でおこなわれている大きな証拠です。
定期健診は1年保証・無料(プランによっては3年保証)もあり、アフターフォローの体制も整っています。安全対策がしっかりおこなわれていて安心・安全に施術を受けられることに魅力を感じる方はぜひ先進会眼科の無料相談へ足を運んでみてはいかがでしょうか。
先進会眼科 | |
費用 | 19.8万~38.5万 |
最寄駅 | JR新宿駅西口より徒歩10分 都営大江戸線都庁前駅より徒歩8分 東京メトロ丸の内線西新宿駅より徒歩2分 |
休診日 | 火曜、年末年始 |
診療時間 | 10:00~13:00/14:00~19:00 *日曜・祝日は18:00まで |
南青山アイクリニック
南青山アイクリニックのポイントは、SMILEの取り扱いがある事、レーシック手術後心配なドライアイの治療にも専門的におこなっていることです。
費用はレーシックの内容によって変わりますが39万~49万、Smileは39万と他の病院に比べてはやや高い印象です。
実績としては1997年より屈折矯正手術専門のクリニックとして約25年もの間手術に取り組まれています。
今注目されているSMILEですが、手術を受けられる病院はかなり限られているので気になる方には南青山アイクリニックで相談してみると良いでしょう。従来のレーシックで問題されていた近視の戻りやドライアイがレーシックよりも軽減されます。もし手術後にドライアイに悩んでも専門外来を設けていて国内でおこなえるほとんどのドライアイ治療が可能だと宣言されているので手術後も安心です。
**SMILEについてもこちらで解説しています**
SMILEが気になる方、手術後の合併症としてあげられるドライアイが心配な方はぜひ南青山アイクリニックの無料相談へ足を運んでみてはいかがでしょうか。
南青山アイクリニック | |
費用 | 39万~49万 *Smileは39万 |
最寄駅 | 銀座線外苑駅から徒歩4分 半蔵門線・千代田線・銀座線表参道駅から徒歩4分 |
休診日 | 火曜・祝日の月曜・年末年始 |
診療時間 | 9:30~12:00、14:00~17:30 |
冨田実アイクリニック銀座
冨田実アイクリニックのポイントは、SMART・LASEK・遠近両用レーシックの取り扱いがある事です。
費用はレーシックの内容によって変わりますが23万9800円~30万5800円で、SMERTは27.5万~33、LASEKは32万7800円、遠近両用LASIKは45万9800円で手術を受けられます。
症例数も眼科開院は約8年ほどですが、執刀医が過去10万件以上おこなっていたようです。
また、冨田実アイクリニックではSMART・LASEK・遠近両用レーシックといった手術方法の取り扱いがあります。レーシック不適応だと診断されてもSMARTやLASEKなら適応だったり、老眼の年齢だとレーシックを断られることもありますが遠近両用レーシックができれば問題ありません。
適応検査を15時までに受けて適応となれば翌日手術を受けることができたり、レーシックとは違った方法での角膜を削る方法、SMART・LASEK・遠近両用レーシックの手術方式が気になる方は、ぜひ冨田実アイクリニックへ足を運んでみてはいかがでしょうか。
冨田実アイクリニック | |
費用 | 23万9800~30万5800 *SMERTは27.5万~33万 *LASEKは32万7800円 *遠近両用レーシックは45万9800 |
最寄駅 | 東京メトロ日比谷線・都営浅草線東銀座駅より徒歩2分 東京メトロ銀座線・丸の内線・日比谷線銀座駅より徒歩5分 |
休診日 | 年末年始 |
診療時間 | 9:30~13:30/15:30~19:00 |
レーシックのあれこれ~悪いウワサの真相~
レーシックというと「よくない噂がある」「失敗して余計に見えなくなったとか聞いた」など、ネガティブな口コミや体験談を見かけることがあります。その真相に迫ってみます。
やらなきゃ良かったという人がいる理由
合併症
手術なので安全は絶対ではなく、合併症が起こり得ます。それが感染症だったり、角膜混濁といって眼の表面が濁ってしまう現象があります。病院の感染対策がしっかりおこなわれている病院を選んだり、角膜混濁に関しては術後の点眼薬をきちんと言われたとおりに使用し自己判断で中断しないように気をつけましょう。
後遺症
グレアハローといって光の見え方に違和感を感じたり、ドライアイ、数年して近視が戻ったりなどの症状が起こり得ます。こういったレーシックのデメリットもしっかり頭に入れておく必要があります。
失敗したとは?
おそらく、先ほど述べた合併症や後遺症が起こったことで失敗だと感じ、手術前に「見えるようになる」という期待感が膨らみすぎて、レーシックは思ったほど良くなかった・失敗したと感じる方もいるようです。
レーシックは眼の中の手術ではないため失明する可能性はほとんどないと思っていいようなので、病院側が考える失敗と、患者側が感じる失敗に差があるのかもしれません。
何に気を付ければよい?
手術前にメリットもデメリットもしっかりと納得した上で手術を受けることが大切です。
なので病院選びはとても大切なことです。合併症や後遺症のリスクなどの説明をしっかりしてくれるか、アフターフォローの有無、今までの実績などを見て病院を選ぶと良いでしょう。
レーシックのQ&A
ここではレーシックについてのよくある疑問点をまとめてみました。
日帰り手術が可能かどうか
ほぼすべての病院で日帰り手術をおこなっています。
仕事はいつから再開できる?
レーシックに関しては翌日以降視力が回復していることが多いので、事務仕事であれば数日休んで仕事される方が多いようです。ただし、仕事内容によって異なりますので各病院で決められている術後の生活について詳しく聞いてみてください。
レーシック適応外となる人はどんな人?
20歳頃までは近視が進む可能性があるため、20歳前後以下の方は病院の判断によっては適応外になる可能性もあります。あとは強度近視の方、全身疾患や眼の疾患のある方、妊娠中や授乳中の方、術後の見え方に対して細かい希望があり神経質な方は病院の判断によっては適応外にされるようです。
ICLとどちらが良いの?
同じ近視矯正手術ですが、大きな違いは ①眼の表面を削るか削らないか ②費用の面です。
手術方法が大きく違い、レーシックのように眼の表面を削ると元には戻せないですが、ICLのように削らない手術は眼の表面の形は変わりません。
費用も大きく違うので、どちらに魅力を感じるか何を重視して手術をおこないたいかの考えによってどちらが良いかは変わってきます。両方の手術について知り、メリットデメリットを比較して納得する方を選ぶと良いでしょう。
**以下の記事にICLの事も書いてありますのでよろしければ読んでみてください。**
まとめ
病院によって費用や医師の実績や経験など様々なので選ぶのは難しいかと思いますが、選び方のポイントをおさえて自分に合った病院をぜひ見つけてみてください。
近視で眼鏡やコンタクトがないと不便な生活を送っていた方にとって、近視矯正術によって見える世界が大きく変化します。興味のある方はぜひ病院に足を運んでみてくださいね。