ICLの手術を受けるなら信頼ある医師に手術をしてもらいたいと思うことは自然です。
そこでどの医師に手術をお願いすべきかについて、ICLのエキスパートインストラクターという制度があるのでこれについて説明します。
ICL手術をする医師は手術をするために認定を受けなければならず、そしてその認定にも階層が分かれています。その中でもエキスパートインストラクターは認定の中でも最高位とされており、国内では11名の医師がこのエキスパートインストラクターの認定を受けています。
ここでは日本で認められた医師・エキスパートインストラクターは誰なのかを知ることができ、またこの認定を持っていない医師で手術を受けても問題ないかなどICLを手術する医師事情がわかりますので、最後まで読んでみてください。
【自己紹介】
眼科勤続年数・約15年の現役視能訓練士(国家資格保有の眼科検査員)です。
関東の端っこの小さい病院で細々とICL手術に関わっています。
手術は医師の腕が大切だなと感じるので、ここにICLの医師事情について書き綴っていきます。
エキスパートインストラクターとは?
ICLについて調べていくと「当院はエキスパートインストラクターが在籍しています」という病院がありますが、これはICLの手術をする医師が最高認定をされたことを表しています。
次からこのICLの認定についてを解説していきます。
ICL手術は医師に認定が必要(ライセンス制)
ICL手術はICLの会社であるスターサージカル社が認定した資格を保有している医師のみが手術可能で、ICL手術はライセンス制となっています。
ライセンスの階層
ライセンスには3つの階層があります。
エキスパートインストラクター(国内11名)
認定制度の規定決め、認定の最終判断などに携わることができ、新しくICLの認定医を決める上で最終決定権を持っています。
エキスパートインストラクターになるためには必ずしも手術件数や技術自体のランクで決まるわけではないのですが、それでも手術の腕と実績が広く認められた医師が選出されます。
インストラクター(指導医)
ICLの手術をする技術があるかどうか判断するために、実際のICL手術に立ち合う医師の事を言います。
認定医(国内約250人)
インストラクターとスターサージカル社のICL担当者からICL手術をすることが認められた医師の事を言います。
以上、ICLの手術ができる医師は3つの階層のどれかのライセンスを保有しています。
認定医でも手術は可能ですが、エキスパートインストラクターとの経験・技術の差はどうしてもあります。
エキスパートインストラクターが在籍している病院
2023年5月現在、エキスパートインストラクターは日本に11名います。
東京 | アイクリニック東京 サピアタワー | 北澤世志博 医師 |
山王病院アイセンタ― | 清水公也 医師 | |
代官山アイクリニック | 五十嵐章史 医師 | |
ふくおか眼科クリニック中野 | 福岡佐知子 医師 | |
めじろ安田眼科 | 安田明弘 医師 | |
南青山アイクリニック東京 | 三木恵美子 医師 | |
神奈川 | 北里大学眼科 | 神谷和孝 医師 |
愛知 | 名古屋アイクリニック | 中村智昭 医師 |
名古屋アイクリニック | 小島隆司 医師 | |
中京眼科 | 市川一夫 医師 | |
大阪 | フジモト眼科 | 藤本可芳子 医師 |
東京には6名のエキスパートインストラクターの医師がいますが、北海道・東北・四国・九州地方にはおらず首都圏に偏っている現状です。
注目されているエキスパートインストラクターは?
国内11名のエキスパートインストラクターの中でも特に注目すべき医師が北澤世志博医師です。
アイクリニック東京サピアタワー:北澤世志博医師
ICL手術の実績は12000件以上があり、日本でのICL手術の累計数が6~7万件ほどなので執刀数の多さがわかります。片眼平均4分34秒という短時間手術に、術後視力が1.0以上を維持している人は全体の98.5%というものうなずけます。
また、有名人だけでなく医療関係者が選ぶ医師としても大変有名な医師です。安心・安全な手術を提供してくれるからこそ医療従事者からも選ばれるのでしょう。
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アイクリニック東京サピアタワーは東京駅直結でアクセスも良いため、多少遠方でも新幹線を利用して来院される方も多くいます。無料説明会も開催していますので気になる方は申し込んでみてください。
アイクリニック東京 サピアタワー | 基本情報 |
費用 | 両眼68万(乱視は78万) 片眼は半額 |
最寄駅 | JR東京駅日本橋口より徒歩3分 東京メトロ東西線 大手町駅徒歩1分 |
休診日 | 木曜日 |
診療時間 | 9:00~19:00 *日は9:00~18:00 |
**ちなみにおすすめのICLの病院の中にもアイクリニック東京についての記事を書いていますのでよろしければ読んでみてください**
腕が良い医師の特徴・執刀してもらうメリッ
エキスパートインストラクターのような医師に手術をしてもらうメリットはいくつかあります。
ICLは柔らかい素材で手術にコツがいる
眼の中にICLというレンズを挿入する手術ですが、このICLはコンタクトレンズのようにとても柔らかい素材で、人によっては扱いづらいと感じる医師もいるようです。
そのため手術の際にコツが必要となり、手術の件数をこなす必要があります。
エキスパートインストラクターが日本で一番手術件数が多いかといったら一概にはそうとは言えませんが、ICLについて知りつくし手術経験がそれなりにあることは間違いないので、他の医師より腕の良さはあることが予想されます。
短時間手術が可能なので患者さんの負担が少ない
ICLの手術は片眼10~15分くらいが平均ですが、ICL手術に慣れない医師だと更に手術時間も多くかかります。
エキスパートインストラクターである北澤医師(アイクリニック東京サピアタワー)は
エキスパートによる安心な短時間手術!
当院平均片眼4分34秒(*1)
2020.2~2022.12 の平均実績
参考元:アイクリニック東京サピアタワー
こう言っています。手術時間が短いという事は眼の負担と、患者さんへの負担が大きく軽減されるので重要なポイントでもあります。
エキスパートインストラクター以外の手術でも大丈夫?
手術はできたらこの病院で受けたいけど、「この病院にはエキスパートインストラクターが在籍していないしどうしよう」と考えている方へ、手術はエキスパートインストラクターでなくても実際問題ありません。
ただし、先ほど述べたようにやはり経験・技術の差は気になるところです。
このようなポイントをおさえて病院選びをすると良いでしょう。
ICL手術の経験が豊富
言うまでもないですが、エキスパートエンストラクターの認定を持っていなくてもICLの手術経験件数が豊富であれば、様々なノウハウを持ち合わせていたりトラブルや成功経験をたくさんしているので問題ありません。
中には1年に数回しか手術をしていない医師もおり、その医師の手術が心配かどうかは判断できませんので、私たちは眼に見える手術執刀件数を頼りにするしかありません。
白内障手術経験が豊富
実はICL手術は白内障手術の術式と似ています。そのため、白内障手術を豊富に経験している医師の場合はICL手術も問題なくおこなうことができます。
ICL手術件数が少ない、もしくは不明であっても、白内障手術を多く件数おこなっている医師はICL手術も問題ないと考えて良いでしょう。
無料説明会や無料適応検査で医師を知る
ホームページだけでは手術件数や白内障手術の情報がいまいちわからないことも多くあります。
そのためまず無料説明会や無料適応検査など、まず無料で提供しているサービスを利用して病院を訪れてみると良いでしょう。無理な勧誘はほとんどなく、ICLとはどんな手術なのかという事から執刀する医師についてなどまず知りたい事を知ることができ、その上で病院選びをしても遅くありません。
全ての病院が無料でおこなっているわけではないので、以下の記事でどの病院でおこなわれているかぜひ読んでみてください。
無料ですのでぜひ利用してみることをお勧めします。
まとめ
ICLの手術する医師の認定制度としてエキスパートインストラクターについて解説しました。
ICL手術を検討している方はぜひ信頼できる医師・病院に出会えますように。