【ラセック】痛いって本当?リアルな痛みの体験談

痛い LASIK

ラセックの手術は痛いと聞くけど、どのくらい痛いの?本当に痛いの?といった疑問を持った方もいるのではないでしょうか?ここでは個人的に話を伺った中で、手術を受けた方のリアルな感想やラセック手術について書いていきます。

特に実体験された方の話を書いてますので、よりリアルなラセック手術について、痛みに対する疑問も知ることができますのでぜひ最後まで読んでみてください。

【自己紹介】

眼科勤続年数・約15年の現役視能訓練士(国家資格保有の眼科検査員)です。

関東の端っこの小さい病院で細々とICLやレーシック手術に関わっています。

ラセック手術も以前はよく関わっていましたので、知っている事や患者さんの体験談を書いていきます。

ラセック手術とは

レーシックと似た手術方法でラセック(LASEK)という手術方法があります。

レーシックと同じように角膜を削って近視を矯正する方法ですが、レーシックとの大きな違いは角膜にフラップ(蓋)を作るか作らないかの違いです。

ラセックはフラップを作らず角膜の表面を液体でふやかした後に削り、そこに近視や乱視矯正分レーザーをあてて削ります。ふやかして削った部分は10日か2週間くらいかけて再生していきます。

レーシックはフラップ(蓋)を作って開けて、そこに近視や乱視分のレーザーをあてて削りフラップ(蓋)を閉じます。

角膜にフラップ(蓋)を作らないことで、ドライアイやグレアハローと言って光のぎらつきを軽減できます。

また格闘技などのスポーツをする人は、手術後衝撃でまれにフラップがめくれることもあるためラセックのほうが向いています。

【体験者の声】ラセックの痛み

ラセックの痛みはどんなものか、手術中と手術後では痛みに違いがあるのでそれぞれ説明します。

手術中~当日の痛み

局所麻酔なので意識はある分怖いと思っていたけど、そんなことはなく手術はあっという間に終わった。

手術中、眩しい光を感じるだけで、何かが見えて怖く思うこともなかった。

手術直後は局所とは言え麻酔がしっかりと効いているため、ほとんど痛みを感じることはありません。しかし、徐々に麻酔が切れ始めると、目に異物感や軽い刺激を感じ始めることがあります。

ラセック手術では、角膜上皮を一時的に剥がすため、手術直後は角膜が非常にデリケートな状態です。麻酔によって感覚が鈍くなっていますが、剥がされた角膜上皮がむき出しになっているため、わずかな刺激にも反応しやすくなります。

多くの体験談では、「手術中は全く痛くなかった」と語られています。ただし、手術後時間がたつにつれて「目がゴロゴロする」「涙が自然に出てくる」「光が眩しく感じる」といった症状が出始めることが多いようです。これは、麻酔の効果が薄れるとともに、角膜の創面が刺激を受け始めるサインと言えます。

翌日~2、3日後の痛み

痛いと聞いてはいたけど、本当に痛かった。翌日から自宅で仕事しようなんて思っていたけど、きちんという事聞いてしばらくは安静にすれば良かった。

手術翌日は多くの方が痛みのピークを感じます。表現としては、「目が開けられないほどの痛み」「ズキズキと脈打つような痛み」「焼けるような痛み」など、より強く辛いと感じる方が多いようです。

手術によって剥離された角膜上皮の影響が痛みを増強させる要因となります。

「朝起きたら激痛でびっくりした」「一日中、痛みに耐えるのが辛かった」といった声が多数見られます。中には、あまりの痛みに鎮痛剤が手放せなかったという方も少なくありません。

そこまで痛みを感じないと言う人もたまにいましたが、多くの場合は痛みが強いと言ってました。

なぜラセック手術は痛いのか

「なぜラセック手術は痛いの?」ここでは、手術が痛みにどう影響するのかを詳しく解説します。

角膜上皮への直接的なアプローチが痛みの原因に

ラセック手術では、角膜の最も表面にある上皮を薄く剥がし、その下の角膜実質に直接レーザーを照射するため、術後に痛みを伴うことが多いとされています。

角膜上皮には多くの知覚神経が分布しており、それを剥がすことで神経が刺激されます。また、上皮が再生するまでの数日間は、角膜がむき出しの状態になるため外部からの刺激を直接受けやすく、痛みを感じやすいと考えられます。

これまでの解説でも触れてきたように、ラセックの体験談では「手術当日よりも翌日の方が痛かった」「数日間、ズキズキとした痛みが続いた」という声が多く聞かれます。これは、角膜上皮が再生するまでの間、痛みが続く理由です。

2週間くらいかけて角膜上皮は再生していくので、それに伴い徐々に痛みはなくなっていきます。

ただし個人差がある

同じラセック手術を受けた人でも、痛みの感じ方には大きな個人差があります。

痛みに対する感受性、角膜の状態、術後のケアの仕方など、様々な要因が痛みの感じ方に影響を与えるためです。

体験談からも「あまり痛くなかった」という人もいれば、「想像以上に辛かった」という人もいます。他の方の体験談はあくまで参考程度にとどめた方がよいかもしれません。

痛みを和らげるための工夫

ではこの痛みをどう乗り越えていけば良いのでしょうか?一般的に言われている対処法を紹介します。

手術直後から適切な鎮痛処置を行う

手術直後から、医師の指示に従って適切な鎮痛処置を行うことが、痛みのピークを抑えるために不可欠です。

痛みが本格化する前に鎮痛剤を服用したり冷却したりすることで、痛みの悪化を防ぐことができます。

手術後、眼科から処方される痛み止めは、効果的なタイミングで服用することが重要です。自己判断で服用を遅らせたり、量を減らしたりせず、医師や薬剤師の指示に従いましょう。また、冷却ジェルパックや冷やしたタオルなどで目の周りを優しく冷やすのも、痛みを和らげる効果が期待できます。

術後の目を安静に保つ

手術後は、目をできるだけ安静に保ち、刺激を与えないようにすることが、痛みを最小限に抑えるために重要です。

角膜上皮が再生するまでの間、目は非常にデリケートな状態です。目を酷使したり、外部からの刺激を受けたりすると、痛みが悪化する可能性があります。

手術後数日間は、外出時、紫外線や風から目を保護するために、保護メガネやサングラスを着用することが推奨されます。また、目をこすったり、触ったりするのも厳禁です。

我慢する人が多くいますが遠慮なく相談してほしいです!

鎮痛処置も方法がいくつかあるので、鎮痛剤が効かない時は医師に遠慮なく痛みについて相談すると別の鎮痛剤の提案などされることもありますよ。

それでもラセックを選ぶ理由

ラゼック手術のデメリットとして、多くの方が気になるのはやはり「痛み」ですが、それ以外にも知っておくべき点があります。ここでは、それでもラセック手術が選ばれる理由について解説します。

角膜が薄い方でも手術が可能

レーシックでは角膜の厚みが足りないために手術を受けられなかった方でも、ラセックであれば手術が可能な場合があります。

ラセックは、角膜の表面の上皮のみを処理するため、レーシックほど角膜の厚みを必要としません。

近視がやや強く、レーシックを諦めていた方にとって、ラセックは視力回復の希望となることがあります。事前の検査で角膜の厚みが不足していると診断された場合は、ラセックを検討する価値があります。

ちなみに近視が強い人はICLの方が向いてる可能性もあります。

**適応検査を受けると、自分の角膜の厚みを知り、適切な手術方法を知ることができます**

ドライアイのリスクが低い可能性

レーシックでフラップを作成しないため、術後のドライアイのリスクが低い可能性があると言われています。

角膜の神経は、涙の分泌を促す役割も担っています。レーシックのように角膜深部の神経を大きく切断しないラゼックは、ドライアイのリスクを抑えられると考えられています。

ドライアイに悩んでいる方や、コンタクトレンズの使用でドライアイが悪化した経験のある方にとって、ラセックは魅力的な選択肢となることがあります。

フラップ合併症のリスクがない

レーシックのように角膜にフラップを作成しないため、フラップに関連する合併症(フラップのずれ、感染など)のリスクがありません。

角膜上皮は自然に再生するため、フラップのような構造的な問題が起こる心配がないのです。

フラップ合併症のリスクを懸念する方にとって、ラセックはより安全な選択肢となることがあります。特に、格闘技など目を強くぶつける可能性のあるスポーツをする方には、ラセックが推奨されることもあります。

ラセック手術は確かに痛みや回復期間といったデメリットがありますが、角膜の条件によってはレーシックよりも適している場合や、特定のメリットを重視する方にとっては非常に有効な視力矯正手術と言えますよ。

ラセック手術を受けられる病院~in東京~

最後にここでは簡単に東京でラセック手術を受けられる病院を紹介します。

もし気になる方は説明会や適応検査を受けに行くことをお勧めします。

新宿近視クリニックは無料で説明会や適応検査受けられますので、病院の雰囲気や情報を得るためにも足を運んでみてはいかがでしょうか?

最寄駅 費用 特徴  
新宿近視クリニック新宿駅西口より徒歩4分
新宿西口より徒歩1分
VarioDesignLASEK:209000円(税込)
プラチナLASEK:174900円(税込)
定期的に無料説明会あり
幅広く視力矯正手術をおこなう
冨田実アイクリニック東銀座駅より徒歩2分
銀座駅より徒歩5分
両眼 298000円(税込)手術執刀10万症例以上
眼科医4名在籍
様々な近視矯正手術をおこなう

新宿近視クリニック

新宿近視クリニックは、ICLやレーシック、リレックススマイルなどといった様々な近視矯正手術をおこなっているクリニックです。

近視治療の実績は10万件以上と経験豊富な、厚生労働省認定先進医療実施施設でもあります。無料説明会も定期的に開催されており、さまざまな治療方法についての説明してくれ、自分に合う治療法の提案もおこなってくれます。もちろんラセック手術についても相談にのってくれます。その際簡易検査も無料でおこなってくれますので一度足を運んでみてはいかがでしょうか。

新宿近視クリニック基本情報
費用VarioDesignLASEK:209000円(税込)
プラチナLASEK:174900円(税込)
最寄駅JR新宿駅西口より徒歩4分
都営大江戸線 新宿西口より徒歩1分
休診日なし
診療時間10:00~19:00

冨田実アイクリニック

冨田実アイクリニックではレーシックやICLなどの近視矯正手術や老眼治療など幅広く治療をおこなっており、院長は眼科手術執刀10万症例以上の実績があります。

手術後のアフターケアに対して大切にし再手術保障制度を設けたり、診療を大切に考えることから1日の手術件数を抑え、患者さんと向き合う時間を大切に考えています。多くの実績を持つ医師の手術を検討している方は足を運んでみてはいかがでしょうか。

冨田実アイクリニック
費用両眼 298000円(税込)
最寄駅東京メトロ日比谷線・都営浅草線東銀座駅より徒歩2分
東京メトロ銀座線・丸の内線・日比谷線銀座駅より徒歩5分
休診日年末年始
診療時間9:30~13:30/15:30~19:00

まとめ

ラセック手術の痛みは、手術当日ではなく麻酔が切れてから数日間続く可能性のある痛みであり、特に翌日が痛みのピークとなることが多いです。対策としては痛み止めの適切な服用、冷却、安静、処方された目薬の点眼、サングラスの着用などが挙げられます。

術後の痛みは強い傾向がありますが、角膜が薄い方やドライアイのリスクを避けたい方、フラップ合併症のリスクを避けたい方にとっては、レーシックにはないメリットも存在するため、選択肢の一つとして考慮できます。

自分に合った手術方法で近視を矯正し、快適な見え方を得られることを願います。

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