LASIK手術の進化させた近視屈折矯正手術と言われるリレックススマイル（ReLEx SMILE）が最近人気を呼んでいるようですが、どこで手術を受けることができるかご存知ですか？
そこでここでは東京で受けられる病院を紹介します。
リレックススマイルの手術について特徴なども解説しながら病院選びのポイントもお伝えしていきますので、自分がここだと思える病院が見つかるはずです。リレックススマイルについて知識を深め、手術を受けられる病院もわかりますのでぜひ参考にしてみてください。
ここでわかること
・リレックススマイルについて
・東京で手術を受けられる病院
・費用比較や病院選びのポイント
＊＊リレックススマイルについて詳しく知りたい方はこちらの記事も良かったらどうぞ＊＊
【自己紹介】
眼科勤続年数・約15年の現役視能訓練士（国家資格保有の眼科検査員）です。
関東の端っこの小さい病院で細々とLASIK手術に関わっています。
リレックススマイルのことは勉強会で知りました。新しい手術方法で興味ありましたので、聞いた事をふまえて記事を書いてみます。
リレックススマイルとは
リレックススマイルは最先端の医療機器で、日本国内で手術できる病院は11施設のようです。
LASIKのようなフラップ（蓋）を作らずに、3ｍｍ以下の小さな傷口を作ってそこから角膜片（レチンクル）を除去し、角膜の形状を変化させて視力を回復させます。
フラップを作らない分ドライアイになりにくく、グレアハローも少なく、外部からの衝撃に強く、スポーツされる方にも安心です。
また角膜片（レチンクル）を作成しそれを取り除くという手術方法は、1/1000ミリ単位と非常に制度の高い切除が可能なので矯正制度も高く術後の屈折も安定し、近視の戻りも少ないと言われています。
リレックススマイルは、LASIKの進化した手術法だと注目を浴びています。
病院の選び方
病院は費用が安ければ、もしくは高ければ良いわけでもなく、手術に関する事なのでしっかりと納得した上で選択する事をおすすめします。その中でポイントになることを5点以下に挙げてみます。
実績
サービスを提供していてもあまり手術をおこなわれていない所もあります。
なので実績が多いほど、医師や検査員はその手術に対する経験値や症例数の分だけ知識も豊富にあり、信頼ができます。極端に多くなくても大丈夫ですが、実績がきちんとあるかどうかは知っておくと良いでしょう。
丁寧な説明、しっかりした検査
手術を受けることは一大事の出来事です。しっかり納得した上で手術を受けるべきなので、丁寧な説明や検査をしている所でないとなかなか信頼もできません。
手術に対して自分が納得できる・理解できるまで丁寧に説明をしてくれるか、検査も手術後の見え方に関係していくので、心配が残るような対応がないか実際に一度病院を訪れてみると良いです。
眼科検査は通常、視能訓練士と言って国家資格を持った人が検査しているはずです。
ただし中には無資格の方が検査している可能性もあるので注意が必要です。
定期健診・保証について
手術終わった後は定期的な病院受診をする必要がありますので、その際費用がかかるのか、どのくらい通うべきなのか知っておくと良いでしょう。
自費診療なので術後の定期健診の費用が最初から含まれている所や都度かかるところなど様々です。また、手術の際に何かあった時の保証もどのくらいの期間対応してくれるか、どんな内容で対応してくれるか知っておくと良いです。
手術を受けて終わりではなく、その後も長く関わることになります。
なので信頼できる病院で手術を受けたいところです。
費用
費用重視で病院選択しても問題はありませんが、まずは相場を知っておくと良いでしょう。
相場の金額から考えてとても高額だったり安すぎたりしたらどんな病院なのかを知った上で納得出来たら手術を受けて良いですが、だいたい相場位の金額内であれば病院との相性で手術するところを選択するすることをおすすめします。
通いやすさ
先ほど述べたように、手術後に定期的に病院受診する必要がありますのでできるだけ通いやすい場所を選ぶ方が無難です。
手術日や翌日診察は近くのホテルに泊まって手術を受ければ良いですが、その後に通えないようであれば何かあった時にちゃんと病院受診できるのかを考えておくとよいでしょう。
費用比較
リレックススマイルの費用は、両眼で35万円前後くらいが相場のようです。病院によっては検査代や診察代が別のところもあるので、総額がいくらになるのか病院にしっかり確認してみてください。
費用の中には保証も含まれていることが多いので、保証してもらえる年数も気にしてみてくださいね。
東京で手術を受けられる病院
全国的にもまだリレックススマイル手術を受けられる病院が少なく、東京都内ではなんと2施設しかありません。その2施設についてご紹介していきます。
新宿近視クリニック
新宿近視クリニックのポイントは、費用の安さ・保証の手厚さなどがあります。
費用は316800円～383900円とほぼ都内最安値です。
保証は再手術が必要な場合は3年間無料、診察は1年無料の保証がついています。また、フォロー体制も整っており、不安な事や注意点など診察時に聞きそびれた・忘れてしまったなどといったことがあってもメールフォローがあり安心できます。
また、忙しい方向けに検査当日に手術が可能な1day日帰りプランがあったり、もしリレックススマイルが適応でなくても他の治療方法も豊富にあり眼の状態によって比較してくれるでしょう。
＊注意）1day日帰りプランは適応検査でのデータが安定していると判断された人に限ります。
リレックススマイル自体の実績がまだ多くないので、新宿近視クリニックでどれだけの実績があるかは不明でしたが、近視屈折治療に力を入れているので他の治療での実績は十分にあります。
悩んでいる方は適応検査を無料でおこなっているので相談してみましょう！
| 新宿近視クリニック | |
| 費用 | 316800円～383900円 |
| 最寄駅 | JR新宿駅より徒歩4分 都営大江戸線新宿西口より徒歩1分 |
| 休診日 | 年中無休 |
| 診療時間 | 10:00～19:00 |
南青山アイクリニック
南青山アイクリニックのポイントは、屈折矯正手術専門施設であること、アフターケアがしっかりしていることです。
屈折矯正手術専門施設として開院し、LASIKやリレックススマイルは角膜専門の医師が担当します。約20年ほどの治療実績としっかりした安全管理をおこない、「安心レーシックネットワーク」に加盟してLASIKをおこなう施設同士の連携を図っています。また、術後心配されるドライアイなどの一般眼科も診療も受けられるので何かあったときにすぐ治療を受けることができます。
アフタフォローが手厚く、手術後の定期検査を最大10年後と長期にわたって受診することができ、追加の再手術は両眼1回ずつなら期限なく無料で受けることができます。
費用が若干高めだという口コミも見られますが、アフターフォローのことも考えると結果的に同じようになるかと考えられます。
また、無料の適応検査や説明会を受けることができるので、一度足を運んでみてはいかがでしょうか。
| 南青山アイクリニック | |
| 費用 | 390000円 |
| 最寄駅 | 銀座線外苑駅から徒歩4分 半蔵門線・千代田線・銀座線表参道駅から徒歩4分 |
| 休診日 | 火曜・祝日の月曜・年末年始 |
| 診療時間 | 9:30～12:00、14:00～17:30 |
リレックススマイルはどんな人に向いてる？
LASIKでなく、リレックススマイルの方が向いてる人の特徴を挙げてみます。
近視が煩わしい・裸眼で生活をしたい人におすすめの手術ですが、特にドライアイが気になる方や近視の戻りなどが少なく見え方の安定を求める方、激しいスポーツをする方には特におすすめです。
リレックススマイルの特徴として、切開幅が小さい分ドライアイになりにくく、レーザーで角膜を削らず角膜片（レチンクル）を作成・除去する方法は予測性や安定性が高く近視の戻りが少ないと言われています。またフラップ（蓋のようなもの）を作成しないので激しいスポーツをする人にも安心です。
LASIKとリレックススマイル
LASIKとリレックススマイルとどちらが良いか悩みどころというかたは多いので2つを比較してみます。自分が納得した手術方法を選ぶと良いですよ！
LASIKもリレックススマイルも、眼の表面（角膜）を手術する事で近視を矯正します。ですが手術方法が少し違い、LASIKのようにフラップ（蓋）を作り角膜を削る方法だとドライアイ・グレアハロー・視力の安定がリレックススマイルより劣る傾向があります。そのため、手術後の見え方を重視したい場合はリレックススマイルの方が効果に期待ができます。
ただし、リレックススマイルの方が費用が高く、まだ実績も浅いので、費用を抑えられて歴史ある手術方法の方が安心できる場合はLASIKを選ぶと良いでしょう。
＊＊東京でLASIKを受けられる病院を紹介しています＊＊
ICLとリレックススマイル
近視屈折矯正手術としてもう一つ人気のあるICLとリレックススマイルも比較しました。
ICLとリレックススマイルは、手術方法が大きく違います。眼内手術の方が炎症などのリスクが大きいため、眼の表面のみの手術のリレックススマイルの方が手術の合併症などのリスクを抑えることができます。また費用もリレックススマイルはICLの約半分程で手術を受けられるので、手術方法や費用で比較するとリレックススマイルの方が希望に近いでしょう。
しかしICLの良い所は、何かあった時に目を元の状態に戻せることです。眼の中に入れたレンズを取り除くことで元の状態に戻せるため可逆的ですが、リレックススマイルは角膜の形自体を変形させるので元には戻せません。角膜の形を変形させると将来の何か眼の病気になった時や白内障の手術の際に影響が出ると言われています。
以上の違いを踏まえて自分が納得できる方を選ぶと良いでしょう。
＊＊東京でICLを受けられる病院を紹介しています＊＊
まとめ
リレックススマイルの手術を東京で受けられる病院をご紹介しました。
東京都内には2施設でしか手術をおこなっていませんが、費用や特徴を比較してどちらが自分に合うか、そして足を運んで実際に医師や検査員、病院の雰囲気を感じてみることをおすすめします。裸眼で生活でき、快適な視生活を送れますように・・！
